ついに摂氏38度を超えた酷暑の2023年7月、都内某所。冷房きいた部屋から冬のことを考えてます。
それにしてもですよ、この酷暑と地球温暖化のせいできたる冬も短いシーズンになってしまうのでしょうか。暑さをさけてお家にいらっしゃる方、読んでくださいますと幸いです。
昨冬はホントに短い冬でした。スキーシーズンはこの先どんどん短くなる!?
宝台樹スキー学校 ブログより 4月2日の最終日、メインゲレンデにこんなに雪がないのは初めて、とのこと。私が愛用していた群馬県の水上宝台樹や奥利根スノーパークも、3月でほぼ雪がなくなってしまい、
およそリフト券の元が到底とれそうにない、哀れなゲレンデ状況でむりやり営業をしているという、
スキー場経営者に同情したくなる状況でした。
この酷暑を思うと、きたるシーズンも少雪が心配されます。もしスキーシーズンの営業期間がこのままどんどん短くなっていくと、どうなるのでしょうか。
1~2月がハイシーズン、3月になると一部の標高の高いゲレンデ以外は
シーズン終了、となってしまうとどうなるのでしょうか。
スキーシースンが短くなると、こんなことに
・営業期間が短くなれば、単純にシーズン客数が減る、
・特に3月の春休みの営業期間に雪がなくなると、この時期の家族連れ需要も獲れない
・激減する客数を客単価でカバーするためにリフト券は今より高く設定せざるをえない。、
・一方で、海外の富裕層向けに、あえて価格帯を高めに設定していくスキー場がますます増える。
・ただ、海外客を呼び込めるだけのゲレンデ規模や宿泊施設が少ない小規模スキー場はまずます厳しく、閉鎖するスキー場もでてくる
・こうしてスキー場の優勝劣敗が進む、
つまり、条件の整った競争力あるスキー場に顧客が集中。勝ち残ったスキー場はますます高単価で勝負してくる
・結果、スキー場はますますお金のかかるレジャー&スポーツになっていく。

スキーが富裕層向けのレジャーになってしまって、それで良いのでしょうか
でも考えてみて下さい。
私、スキー大好きなんです。ういたお金と時間はスキーにつかってます。でも!
私、富裕層じゃありません。
皆さん、富裕層ですか? はい、一部の方はそうでしょう。ですがスキー場にいくと、多くのスキーヤーやスノボーダがきてます。必ずしも富裕な方ばかりじゃないですよね。
何がいいたいかというと、
スノースポーツが富裕層向けになってくると、
「非富裕層の私たちがスノースポーツを楽しむ機会がどんどん限られてくる」ということなんです。
今迄スキー業界の市場の一端を貧しいながらに担っていたた一般ピープルスキーヤーが
取り残されてしまわないか・・・トホホな状況になりますまいか、ってことなんです。
Z世代やα世代をスキースノボに引き込まなくて良いのか?
この先のスキー/スノボは、予想するに
・スキーシーズンは短くなるわ、
・リフト券も富裕層なみに高くなるわ、
・3月になったら遠くまで出かけないと雪がのこってないわで、
どうしましょうってことなんです。
それならそれで仕方ない富裕層でスキー業界は食っていくんだよ、であればそれも否定しませんけれど、新しい若者層を取り込んでいかなくてよいのかな、と思うのですよ。
最近の若年層が「スノー離れ」になってませんか。今の大人が若かった頃ほどには若者はスキーやスノボをしてないように思うのですが、どうでしょうか。
若い世代のスキー離れの原因は、
・道具は高い
・移動に時間も金もかかる、ガソリン代も高い、
・その割になかなか上達しない
コスパやタイパを重視するZ世代がα世代からすると
自分たちの価値観にあいにくい、ますます縁のないスポーツレジャーになっていくことが心配です。

スキーがコスパ/タイパの悪いスポーツになっていくなかで 非富裕層の自分はどうしたらよいのか?
どうしたらよいでしょうか。答えは2つ考えられます。
【A】どうしようもない。
富裕層の価格帯になっても、なんとか効率よいやり方をみつけていやりくりしていく
【B】夏場に練習してうまくなる
夏に少しでも上達して、短い冬はその成果を確認する場にする
というわけで、【A】だと現状に変化がないので
「B:夏場に練習してうまくなる」を考えてみました。
皆さんもそう考えている方、多いのではないでしょうか。
そもそも、なんでスキーに長いシーズンが必要か、というと、
練習に使ってる期間が長いから、だと思うのです。
1月にシーズンインして、1月はなんとなく先シーズンの感覚を取り戻すのに使う
2月にレベルアップを目指し、3月にその成果を少し感じ、
4月にコブだらけの斜面を克服できず、またまた消化不良でシーズンを終える
この繰り返しだったわけです。しかも何年もこの繰り返し。
でも。
「1月に感覚戻し、2月に練習」では、
暖冬になると、これでシーズンが終わってしまいますよね。
これでは上達の実感を殆ど得られないわけで。話にならない。
だからですよ、「1月に感覚戻して2月に練習」ってやつを
夏場にすでにある程度やっておけば少しは短い冬を有効に使えるのではないか。
つまり、年間通じてスキーをすると。
夏場、年間通じてスキー。具体的にはどうする?
年間通じてスキー、そんなこたぁわかってますよ、と仰せの通りです。具体的にどうするか、ですよね。
選択肢は、概ね5つかと思います
①室内スキー場へ通う
②サマーゲレンデを利用する
③グラススキーをする
④プロスキーヤーのオフトレプログラムに参加する
⑤その他のトレーニング
順にみていきます。
①室内スキー場へ通う
首都圏近郊にはかつて、人口スキー場がありました。
・ららぽーとスキードーム ザウス(千葉県船橋市)2002年閉館
・スキーイングイン津田沼(千葉県習志野市)1997年閉館
・クールバル東京(板橋区舟渡)スノボメイン 2001年閉館
・スノーバ溝口(川崎市高津区)2020年閉鎖
が、次々と閉鎖し、今残っているのは下記、ほぼこの2つだけ。
・スノーバ新横浜(横浜市鶴見区)
・カムイみさかハーフパイプ(山梨県笛吹市)
で、カムイはやや遠いし、ハーフパイプだし。
(元モーグル日本代表の畑中みゆきさんがパイプの底を使ってスキーレッスンもされています)
残る施設はスノーバ新横浜だけなので、混雑度が増しているかも知れません。
この辺はあらためてレポートしていきます(8月予定)
とちらにしても、コスパはイマイチですよね。
また、狭いスペースでのパーツ練習が主体ですかね。
②サマーゲレンデを利用する
首都圏から日帰り可能なサマーゲレンデは
・富士天神山サマーゲレンデ
・丸沼高原サマーゲレンデ
・みつまたサマーゲレンデ
といったところですが、やはり現地までの距離はありますね。
気軽に通う、という点ではハードルが少し高いかと。
※富士天神山は2年前の8月にレポート動画ありますのでよろしかったどうぞ
③グラススキーという手があったか
グラススキーというスポーツ自体は、ずいぶん前から(おそらく40年くらい前から)
あったと思われますが、どうなんでしょうか。
認知度があがらず、参加人口も増えてないのではないでしょうか。
関東近郊のグラススキーができる場所は
・サンパーク都留
・富士天神山
・斑尾高原(長野県)
あたりでしょうか。
以前、群馬県赤城芝スキー場があったようですが閉店したと聞いてますし
草津天狗山スキー場でもできると聞いてましたが、現在ホームページをみても
グラススキーに関する記述は見あたりません。
私も 2~3年に1度くらい、思い出したように都留にグラススキーをしにいくのですが、
今年はどうしようか迷っております。
グラススキーがスノースキーの上達につながるのか
というのがわからないのですよ。
坂を下る、と言う点では同じなのでバランス感覚を鍛える点では多少の効果はあるのでしょうが。
都留にグラススキーしに来ている人をみると、
スノーのオフトレというよりも純粋にグラススキーを楽しにでいる方がが多いのではないかと感じます。
(こちら、サンパーク都留のグラススキー倶楽部の方々を
撮影した動画です。皆さん上手いです。よろしかったらどうぞ)
④プロスキーヤーのオフトレプログラム
昨今、多くのプロスキーヤがyoutubeチャンネルを開設しています。
オフシーズンに動画を使った通信講座のようなレッスンを提供している方も
増えてきました。
私が冬シーズンにお世話になった方も
夏場にレッスンメニューを提供されています。
主には、インストラクターの動画をみながらのエクササイズが中心で
その結果を動画で送ってフィードバックをもらう、というのが主体のようです。
ですが、私は参加したことが未だなく、今シーズンも検討段階です。
参加してない理由は
自宅に、体を大きく動かせて撮影できるスペースや部屋がないため。
(掃除して部屋を空けるのが大変)億劫になっているというのが現状です。
また、ネットでの通信講座的なプログラムですと
スボラな自分に習慣として根付くのかどうか自信がもてす、参加できずにおります。
さあ、今シーズンはどうしようかってところです。
⑤その他のレッスン リアルレッスン
上記④の派生形ですが、自宅でネットで参加するというのでなく、
都内のレッスンスペースでちょっとした道具や設備(斜面を模したミニ斜面)
を使ったエクササイズをする、というオフトレがありました。
こちらは、元浦佐の校長の行方剛さんのエルステのサービスでした。
今ではないと思います。
ただ、上記④のネットの通信講座と違って、
リアルなレッスンなので定期的に決められた日時に、
実際に通ってイントラと話しながらやる
という点において、続けるモチベーションは強い気がします。
ジムに通う感覚ですよね。
そう言えば、当時エルステさんでは、
斜面を模したムービングマットの装置を使った練習もありました。
3mほどの斜面の上で、マットが下から上へとムービングし、その上でバーにつかまりながら
スキー板を履いた下肢を動かし、ターンの動きを習得するといったものです。おそらく欧州あたりから輸入した装置だったと思われます。
値段が高かったので私は参加しませんでしたが、これは効果はあったのでしょうか。
参加したことあるよ、と言う方がいらっしゃったら教えてください。
新しいスキーオフトレの形、スタンダードを創りたい
さて、上記の5つのパタンの中でどれが私個人に一番マッチしているか、なのですが。
時間、かかるコスト(お金)、手軽さ・利便性などをトータルに考えると
意外に⑤の近場でリアルなレッスンしてくれる、というのが私にはあっている気がするのですよ。言ってみれば、ジムにいく感覚です。
スキーはジム通いで練習して、冬場に雪の上で実践する、というサイクルです。
考えてみればゴルフだって、コースにでるより、週末に練習場で打ってるほうが多いのではないでしょうか。大半のゴルファーがそうじゃないかと思うんですよ。
だとすれば、ゴルフ練習場のスキー版で、さらに
・教えてくれる人ついてくれて、
・冬場の滑りの動画をみて自分に必要な体の動きをマスターできるメニューを提示してくれる。
そういうのがあったら値段次第では参加してみますが、皆さんどう思われますか?
ここで、皆さんにご提案です。 新しいスキーオフトレサービス「スキー・ジムin東京」立上げませんか?
★いかがでしょうか。
夏の間 都内在住でスキーを教えてくれる高技能者の方、
いらっしゃれば新しいスキー上達サービスとして立ち上げてみませんか
名称は「スキー・ジムin 東京(地名)」
私が最初の顧客として参加し、その練習成果を冬場のスキー場でレポートし、私のチャンネル(ムラーヌスTV)で配信することも可能です。
ただ、もう年ですので上達余地が少なく、顧客体験談としては期待薄かもしれませんが、できる範囲で頑張ります。
まとめますと、この「スキー・ジム」の存在理由は
・みつまたや丸沼まで、そうそう頻繁には行けない
行ったとしても夏の間1~2回なので上達するには少なすぎ。
・ネットでの通信講座的なレッスンもダメではないが、
できればリアルで手取り足取り、教えて欲しい。
・しかも決まった日時の通いなら、ズボラな自分でも続けられそう
・家の中を 練習兼撮影用に片付けなくてよい。
「スノボジムin東京」もありですよね
実は、私、スノーボードもやってみたかったんです。
ですが、も少しスキー上達してからにしようよ、ということでスノボを始められていませんでした。
スキーがいつまでたっても上達しないのでスノボもいつまでたっても始められてなかったのです。
私の理想、というか夢ですかね
「スキーは優雅に、スノボはアクティブにカービング、それを午前と午後でフルに楽しむ」
だったのですよ。
スノボって、最初はすごい苦労するらしいじゃないですか。
でも、夏の間 陸上で基本動作を体にしみこませておくだけで冬のゲレンデデビューがもっとスムーズにいくのではないかと思うのです。
え? そんな甘くない?ですよねー。
ま、いずれにしましても 本新サービスの立上げについてご興味ある方、ご連絡ください。
お読みいただき、ありがとうございました。
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