お知らせ

2023年 群馬県・北関東の春スキー
「GWの滑走は、ほぼ総崩れの厳しい状況」を振り返ります

未分類

今シースンは3月に入って雪解けが一気にすすみ 春スキーで有名な各スキー場のクローズ(営業終了)が早まっています。 北関東で春スキーができる各スキー場が、今年はどうだったか、 ムラーヌスが確認できた範囲で振り返ってみます。

2023年4月9日 営業最終日でもこれだけ雪が残っていた 川場スキー場 西峰ダウンヒル。

(1)玉原スキーパーク  ~GWを待たずして4/30にて終了!

玉原と言えば、例年は間違いなくGWまで営業しているスキー場の1つ。これまでも、ゴールデンウィーク中に必ず1度は行っていました。 どんなに雪の少ないシーズンでも、センターコース(第二高速リフト)を維持していました。 (昨年のGWの状況はこちらの動画でご覧いただけます)

過去に一度だけ、15年以上前だったでしょうか、麓のスキーセンターからセンターコースまでの ファミリーコースに雪がなく、第一リフトに板を外して乗り降りしたことがありました。が、それでもなんとか、GW最終日まで維持されていました。

雪が多い年には、GWの最終日でありながら、センターコースはもちろん、その隣のトライアルコース=コブ斜面も 滑れるほど雪が残っていたシーズンもありましたね。

ところが2023年は、 4月23日に行った時点でかろうじてセンターコースとファミリーコースが滑れたものの、 センターコースの下部は コース幅10メートルもなく、あと少しで下地がでそうなほどキワドイ状況になっていました。 「これは、いよいよ限界に近いかも」と心配していたところ、 案の上「今シーズンは4月30日をもって営業終了」との告知が・・・。

玉原スキーパークと言えば、リフト係の接客の良さと、献身的はゲレンデ維持作業で 私の好印象ポイントが高いスキー場のひとつです。毎年、ゴールデンウィークに一度は訪れて滑り納めしていたものです。 そんな私の記憶が確かならは、「過去、GWを前に営業終了に至ったのは 初めて」ではないでしょうか。 さすがの玉原も、今年の暖冬には勝てなかったというわけです。

(2)川場スキー場 ~例年より1~2週間早く4/9にて終了・・・

最終日4/9、最後の降雪も焼け石に水・・。でもなんとか、最上部から下まで滑って降りられました。

玉原の西側、同じ上州武尊山の谷ひとつ挟んだ尾根にあるのが川場スキー場です。ベースの標高も玉原と ほぼ同じではないでしょうか(最上部は川場のほうが高い)。 従って降雪状況もほぼ同じと考えられます。

で、川場の結論からすると、4月9日(日)に終了となりました。例年より1~2週間早い終了です。

最終日の4月9日は前日からの降雪がありましたが、救いの雪とはなりませんでした。動画もありますのでご覧ください。ショート動画はこちらです。

過去を振り返ると、川場はゴールデンウィークまで営業しないことが多いですね。 昨年も、4月に入ると土日のみの営業となり、 4月25日あたりが最終営業日だったように記憶しています。10年以上前までは、GW中も営業していたことがありましたね。 リフト係が外国人(カナダ人?)だったのを覚えています。

昨年については、4月の後半でクローズしたとは言え、 雪はまだそれなりにあったと記憶してます。 雪が消えてやむなく終了したというより、採算があわないのでクローズした という印象が強いです。 なにせあの立体駐車場と2フロアの川場シテイ(スキーセンター&レストラン街)を営業するには それなりのコストが要るでしょうから。或いは、営業人員を確保できないのかも知れません。

今年に限っては、雪が消えてやむなく営業終了したのでしょう。 3月末には川場テクニカルカップを、4月2日にはバッヂテストを、それぞれ予定していたのに、雪不足のため中止したようですし。

川場も玉原も、揃って営業終了となれば、群馬県北関東では残すところ「丸沼」しかないわけですが、果たしてどうだったでしょうか。

(3)丸沼高原スキー場 ~意地でもGW最後まで持たせるか、頑張れ丸沼!!

群馬県・北関東で春スキーと言えば、やはりメインは「丸沼」でしょう。2023年のゴールデンウィークはどうだったかと言えば、これを書いている2023年5月4日(金)時点で、なんとかバイオレットコース1コースのみ滑走可能となっています。

丸沼には行けませんでしたのでライブカメラを覗いたところ、かなり厳しい状況であるのが見て取れます。 それでもGW最終日までもたせようという”意地”でしょうか。 最後の砦なので頑張ってほしいです。丸沼の雪が消えてしまっては、「GW中に滑れる群馬県下のゲレンデは 1つもなくなってしまいますから」ね。

丸沼は標高が高いので、4月後半でも全コースに雪が残ることも珍しくないですよね。 最上部から下まで、GW中でもロング滑走ができるなんて贅沢この上ないです。

上部のコブ斜面は上級者のメッカとなっていたと思います。

以前、こちらのスキー学校にGWキャンプでお世話になったことがありました。 同宿のスキーヤーには、「丸沼でGW最終日迄滑った後、クローズした翌週からは、かぐらへ場所を映してまたコブ滑走を 続ける」といった強者もいらっしゃいましたね。

オマケ① 尾瀬岩鞍 ~かつては春スキーも?

沼田エリア最大規模のスキー場と言えば、尾瀬岩鞍だと思います。このスキー場も、その昔、それこそ20年近く前ですが、 GWまで営業していたことがあったように思います。 ゴンドラであがった上部の西山ゲレンデあたりでしたか。 私の記憶が確かであれば。

オマケ② 谷川岳天神平スキー場 ~春スキーのメッカは、今は昔・・・

谷川岳天神平スキー場(水上IC)も、かつては春スキーのメッカでした。 20年以上前の話です。当時、GWの春スキーと言えば天神平でした。 なにせ、谷川岳は日本列島の分水嶺で豪雪エリアです。 1~3月は豪雪と厳しい天候のため来場者が少なく、3月後半から客が増える、というスキー場。   GW中に雪が降ったこともありました。

この10年は行ってません。スキー場の名前も聞かなくなりました。 ゲレンデ規模が小さく、カービングでのクルージングに向いてないというのが、スキーヤー人気が落ちた理由の1つかもしれません。 スノボに対しても、パークをつくって頑張っていたようですが、 あまり集客につながらなかったのでしょうか。

で、久々に天神平のホームページを訪れたところ、どうやら4月の半ばにはスキー場営業を 終了していた模様です。 雪がないから終了したのか、それとも 集客面を考えて早々とグリーンシーズンに切り替えたのか、わかりません。 どちらにしても、GWまで賑わっていた当時を思いおこすと、 寂しいものがあります。

春スキーで賑わっていたころの動画があります、よろしかったらご覧ください。

天神平スキー場は、もともと東武系列が運営されていたと記憶してますが、現在は星野リゾートさんに移管されたようです。これまでと一味違ったスキー場になるのでは と、期待しています。

今シーズン、関東エリアで最後に頼るのはやはり「かぐらみつみた」か?

さて、群馬県(北関東)の春スキー場が軒並み危機に瀕した、というか、ほぼ総崩れの2023年シーズン。 GWに一度も滑らないわけにはいかない! となれば群馬県外に足を伸ばすしかありません。 国道17号をさらに突っ走って「かぐら・みつまた」か、さらに北へと「奥只見丸山」か、あるいは西に進路をとって 「横手山」など志賀高原方面か。 

残された選択肢のうち、もっともクルマ移動に体力を使わない「かぐら・みつまた」を選びました。 2023年5月3日(水)、これが今シーズンの滑り納めです。本当はもっと滑りたいのですが、 諸般の事情につきまして。 1日~2日は連休に挟まれたウィークデーだったので、 5月3日が最も多くの人が移動するピーク日と言われました。その「かぐらみつまた」については、続編でレポートしますのでよろしければお読みください

お読み頂き、ありがとうございました。皆様の春スキー情報もよろしければコメント頂けますと嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました