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リフトのセーフティバー、                             ”も少しギリまで、上げるの待って”もらえませんか?

スキー

 コロナ禍でリフトに複数名乗車することが少なくなりましたが、 知らない人と乗り合わせたときに気を遣うのが”セーフテイバーのこと”。 このセーフテイバーをネタに 思うところを書いてみました。 ①セーフティバー、あなたは上げる or 上げない?
②セーフティバーを上げるタイミング 等。
ぜひお読み頂き、よろしかったらコメントください。

セーフティバー、降ろしますか or 降ろさないですか

 バーを降ろすか降ろさないか・・・私は高所恐怖症なので必ず降ろします。時々、地面から結構な高さにもかかわらずバーを下ろさないで乗ってる人もいますが、すごい強心臓ですよね。羨ましいです。

 なので、リフトで他の方と乗り合わせたとき必ず一言、「バー下ろしていいですか?」と尋ねることにしています。有難いことに、嫌な顔されたことは一度もありません。

 セーフティバーを下ろすメリットは、何と言っても落ちる心配が減りますから安心度が増しますね(とは言え、バーがあっても高いリフトの上がコワイのは変わりません)

メリットがもうひとつ。バーがあると前かがみの姿勢が採れて両肘をバーに付けられるので、大勢的にラクだったりするんですよ。この姿勢、すっごいラク。皆さんそんなことないでしょうか。

ところで、リフトから落ちる人って、いるの? 

 リフトから落ちるなんて見たことないです。今時いないでしょ、と思いきや、それがいるようなんですよ。実際に落ちたシーンを目の当たりにしたことはないのですが、こちらの記事も参考にしてみてください。いろんな”落ち方”もあるみたいですよ。

それから、リフトの地表からの高さについての基準(地表から4m等)も以前はあったようですが、今では緩和されたとも聞いています。(4mを超える場合は安全ネットを設けなければならない等々)。

さて、私がそれ以上に気になるのが、「セーフティバーをあげるタイミング」なんです。次の章も、ぜひ読んでいって頂けますか。

バーを上げるタイミング、も少しギリまで待ってもらえませんか?

 皆さん、リフトの終点が近づくと、「セーフィバーをあげてください」というアナウンスがあるのはご存知ですよね。今日話したいのはそこなんです。というのも、バーを下ろすのは、皆さん快く応じて下さる一方で、バーを上げるときにあまりに早く上げようとする方が多くてですね。高所恐怖症の身としては、あまり早くバーをあげてしまうとかなりヒヤヒヤなのですよ。で、いつも思うんですよ、もう少しギリギリまで待ってもらえませんかと。

 ときに ”せめぎあい”になったりも。以下、こんな感じです。

リフト降り場が近づいてくるでしょ。すると、『セーフティーバーを上げてください』という例の機械音声が流れてきますでしょ。このアナウンスが結構な早い段階で流れてくるじゃありませんか。場合によっては終点まで50mくらいあるのにですよ。いやいや待って、まだ早いよ、まだ地面/雪面までこんなに高いんだし、今バーを上げて万が一落ちたらどうするのよ、と。

 そう思っていると、案の定、セーフティバーに置いた肘に”上げの圧”を感じるのです。そう、同乗者がバーを上げようとなさってる・・。「いやいや待ってくださいよ、まだ早いですよ、まだ地面/雪面からこんなに高いんだし、まだ降り場までこんなに距離があるんだし、、」などとは流石に口に出せませんよね。

 で、高所恐怖症の私はどうするか。まずは、気づかぬフリして時間稼ぎ。すると、さらに”強い圧”がかかってきます。そこで ようやく気づいたふり「あ、すみません・・・」。そしてチンタラ肘を離して(それでも手はしっかりとバーを握ったまま)、ゆっくりとバーをあげる。ゆっくりとです。 そうやって少しでもリフト降り場に近い位置まで粘るんです。 とっととバーをあげたい同乗者と、ギリギリまでバーを握っていたい私とのせめぎあい、というわけなのです。

 高所恐怖症じゃない方からしたらいい迷惑な話で、トッととバーを上げたいのはごもっともなのですが、そこは勘弁頂けませんでしょうか。降り場の手前にきたら速やかにバー上げますので。も少しギリまで待って頂けると有難い次第です。それとも、「ボクは高所恐怖症なんです、セーフティバーを上げるのをギリギリまで待ってもらって良いですか」と聞いたほうがよいでしょうか。皆さん いかが思われますか?

バーをギリまで上げなかったら、リフト係に怒鳴られた件(みなかみの某スキー場)

 セーフティーバー上げのタイミングをギリまで待って欲しい件は、 スキー場の運営側にも申し上げたいのですよ。具体的に言いますと、”セーフティバー上げのアナウンスをもう少し遅めに出して頂けないか” と。仮にそれがムリだとしても、”スキー客の中には高所恐怖症もいるのだということをわかってほしいな、と思うのです。

 実は2022年の2月、あるスキー場でリフト降り場の爺さんスタッフに怒鳴られたことがありましてね。非常にイヤな思いをしたのです。そのときのことを話します。

 みなかみ(群馬県)インターからほど近いスキー場(ノルンではありません)の山頂リフト降り場付近での出来事です。

リフトの終点が近づいてきて、バー上げを知らせるアナウンスが流れてきました。例によって私は、バーに手をかけ、ギリまで上げるタイミングを待っていたところ、降り場まであと5m、と迫ったところでリフトが急停車! 誰かが乗車位置で転んだりでもしたのかな、と思いきや、前方から凄い怒鳴り声が! 続いてリフト小屋から爺さんが飛びだしてくるじゃありませんか?

何? 何かあったの? あまりの怒鳴り声なので言葉の中身が聞き取れません。でも爺さん、私をひどい形相で睨みつけてるじゃないですか。あれれ、私に向かって言ってる? もしかしてバーを早く上げろってか?

暫くしてリフトは動き出したものの、爺さんは小屋に入ってからもまだ、私を睨みつけてます。私はそのままリフトから降りて離れました。そして思いました。”そこまで怒鳴ることかね、睨みつけることか? だって、降り場までまだ5mくらいはあったし、脇見をしてたのではなくバーに手をかけて準備してたでしょ”。

そりゃあ分かりますよ、ギリギリまでバーを上げずにいたら降車の際に転んだりする危険性もあることは。でも一方で、バー上げアナウンスがあってすぐにバーを上げた子供がリフトから落ちた事例もあるんですよ。だから、「ただアナウンスを早く流せばいいってものではない」「ハーを早くあげすぎるのも危険」だと思うのです。最近の高速リフトは、降り場に入ってからスピードが落ちるので、立ち上がりポイントまで十分にバー上げ時間がとれるリフトが多いですしね。スキー場の運営者様にも配慮頂けると嬉しいです。

リフトが高くて怖い、スキー場/リフト ベスト5 (関東近郊編)

 最後に、「リフトが地表/雪面から高くてコワイスキー場(リフト)」をご紹介させて頂きます。と言っても、だからどうなんだってことになりますが。スキー場さんに苦情を申し上げたいわけではありません。単に、怖かった・・・と過去の記憶を記してるだけだとご理解ください。

■リフトが高くて怖かったランキング

第一位:かぐらみつまた 「みつまた第二ロマンスリフト」

地表からの高さは10m以上か?! 豪雪地帯だからもともと高く設置してあるのでしょうね。特に雪が減った春スキーシーズンに行くことが多いため、よりいっそう高さを感じます。                しかもスピードも遅いから、高所で宙づりにあった気分。蛇の生殺しとはこのことか。

第二位:川場 「無名峰トリプルリフト」

こちらも地表からの高さが10m近くあります。そして、ゲレンデを横切るために、高さ以上に恐怖感があります。ゲレンデに沿って、コースの端に設置されたリフトならこれほどの恐怖は感じないでしょう。川場のリフトは、4本のリフトいずれも、ゲレンデを横切る配置になっています。だから、どのリフトでもゲレンデ通過ポイントに差し掛かると怖いです。

第三位:かぐらみつまた「みつまた第2高速リフト」

またも「みつまた」です(すみません・・)。スキー場を悪く言うつもりは微塵もありません、仕方ないですよね豪雪地帯ですから。

それにしても、やはりこちらのリフトも地表から高い。特にリフト中盤から後半にかけて、迫りくる樹林の枝との距離も近く、その樹林の高さをあらためて感じることで恐怖感が増す感じです。この点、フードがあると多少は軽減されるのですが。

第4位:オグナ武尊 「旧:第4リフト」

今では第4ペアリフトとなっていますが、以前 まだシングルだったころのリフト。       こちらは、「高さ × シングル × 低速」でトリプルで恐怖を味わさせて頂きました。忘れません。

第五位:奥利根スノーパーク「第1エリフト A線」

麓のベースから最初に乗ってメインゲレンデに向かうリフトです。最後の30m、林間連絡路の上部を横切るところが、コワいポイントです。高さは10mもないと思いますが、足の下は他のボーダーやスキーヤーが行き来している硬い斜面、そこに落ちたら・・・という恐怖感。私は目をつぶってやり過ごしました。ゲレンデDJを聞いて恐怖心を紛らわせられるのが救いです。

番外編:ウィスラー&ブロッコム(カナダ)

リフト名は忘れました。上部の広大なゲレンデ内のシングルリフト。この高さはリフトじゃないだろ、ゴンドラの高さだろ、と言いたいくらいの、日本のリフトではありえない高さの空中を、なんとシングルリフトで運ばれた記憶があります。リフト設置基準も恐怖心もワールドクラス! 新婚旅行ついでに行きましたが、「新婚旅行の日本人、リフト落下で死亡」という見出しが、脳裏をよぎりました。

というわけで、全国の高所恐怖症じゃないスキーヤーの皆さん
セーフテーバーあげのタイミング、ギリになっても攻めないでください。
お読み頂き、有難うございました。

こちらの動画もご覧ください

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